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大樽での長期熟成にこだわるクラシカルなバルバレスコ生産者『グラッソ・フラテッリ』！

グラッソ・フラテッリが所有する3つの畑のひとつ「ヴァッレ・グランデ」の葡萄を使用したワイン。豊富な日照量が必須のネッビオーロにとって、標高が高く、1日を通して十分な日当たりが期待出来る「ヴァッレ・グランデ」の畑は、好条件が揃った最良の区画です。

クラシックスタイルのバルバレスコを得意とする造り手が、法定よりも長い熟成期間を取り、深みと奥行きのあるエレガントなワインに仕上げました。

オレンジがかったやや暗めのルビーの色調。ラズベリーや野イチゴ、スミレの花やシナモンなどが豊かに香ります。ココナッツやトーストしたオーク、葉巻などのスモーキーなニュアンスに、ブラックペッパーやなめし皮、甘草の要素も。

口に含むとアタックはソフトでしなやか。程よい甘さを伴う果実味、豊富ながらシルキーなタンニン、
美しく凛とした酸、それぞれが穏やかに調和し、まとまりある味わいに仕上がっています。落ち着きある静かな印象のバルバレスコ。優しく心地良い熟成感を堪能できる1本です。

【グラッソ・フラテッリについて】
「バルバレスコ」を造る村のひとつであるトレイゾ村で、1900年から3代に渡り続く家族経営の生産者。現在は兄弟二人がワイナリーを引き継いでいます。「フラテッリ＝兄弟」を意味し、ワイナリー名のグラッソ・フラテッリは「グラッソ兄弟」を意味します。

1960年代までは、生産したワインを会社や組合に販売していましたが、父の代に設備投資を行い、1970年代からは自社による瓶詰を始めました。

ピエモンテ州で有機栽培に取り組む「グリーン・エクスペリエンス」に加入しており、農薬や除草剤を使用しない葡萄作りを行っています。またワイン造りにも一貫した信念があり、法律で定められたバルバレスコの最低熟成期間「26ヶ月間(内、樽熟成9ヶ月間)」を大きく上回る熟成を施し、長期熟成可能な素晴らしいワインを造り出しています。

現在のバルバレスコは、リリース直後から美味しく頂ける、柔らかなタンニンを持つモダンスタイルが主流ですが、グラッソ・フラテッリは、長期間熟成させてから飲むクラシックスタイルに拘り続けます。高標高と日照に恵まれた「ヴァッレ・グランデ」と「ジャコーサ」の畑の葡萄は強靭なタンニンが特徴ですが、ゆっくりと樽熟成させることにより、タンニンが美しく溶け込んだまろやかな味わいのワインに変化するのです。