ラ モナチェスカ ヴェルディッキオ ディ マテリカ
¥3,080
山のヴェルディッキオ
ロンバルディア出身のベネディクト派の僧侶が旅の途 中、マテリカの町の郊外の丘の上に教会を建て、そこ を「モナチェスカ」地区と名付けた。 1966 年「カシミーノ・チフォラ」がこの丘を買取り、丘 の斜面に葡萄を植樹。醸造所を建設した。地名をと って名前は「ラ・モナチェスカ」とした。
『マテリカの歴史はカステリ・ディ・イエジより古い。交 通の便が悪いので長い間流通できなかった』
初ヴィンテージは 1973 年。1982 年には現当主「アルド」が参加し、醸造面を大きく改善した。彼の参加 によってワイン造りは一気に質に向かう。
『マテリカは内陸で標高が高いので冷涼ながら日照 量は多く、乾燥している。土壌のミネラルも多いので 長期熟成向きのワインを造りたかった』
当時、無名だった「マテリカ」。既に人気の産地となっ ていた「カステリ・ディ・イエジ」との違いを活かし、「マ テリカ」の個性を追求していった。 アドリア海から海洋性気候の影響を大きく受ける「カ ステリ・ディ・イエジ」に比べ、60km 内陸に入った「マ テリカ」は山に囲まれ内陸性の気候。
『マテリカの標高は 400〜500m。冷涼で乾燥してい る。湿気を含んだ海風は山に遮断されて届かない。 カステリ・ディ・イエジは標高 250m。全く違う』
優れた産地ながら規模が小さく山に囲まれていて物 流条件が悪いことがマテリカの普及を妨げた。
元塩田だった畑のミネラル
『元々塩田だった場所。表土は灰色がかった粘土質 だがマンガンを多く含む層が厚く存在する』
シャブリのヨード感にも似ている独特のミネラル、塩っ 気は土壌のミネラルに由来する。「カステリ・ディ・イエ ジ」には無い「マテリカ」だけの個性。
『平均樹齢は 35 年。高樹齢から密度の濃さ。土壌 から味わいの多重性。南斜面から強い果実感。そし て、昼夜の温度差から高い酸度を得ている』
アルプス山脈の麓シッビリーニ山と丘に囲まれ、コロ シアム状になっているので日中の気温は高い。 夜間はアルプスからの風で葡萄畑は一気に冷やさ れる。夏場でも気温差は 20 度を超える。 ヴェルディッキオにとって最高の条件。
彼等は「マテリカ」の塩分を感じさせる程のミネラルと高い酸度を活 かしたワインを造り続けている。
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