エリオ アルターレ バローロ アルボリーナ 2015
¥38,720
ラ・モッラを代表するクリュのひとつ。アルターレの醸造所の真下に広がる区画。砂質が強く、もっともラ・モラッラらしさのあるネッビオーロができる畑と言われる。水平式のステンレスタンクで4日から5日の醸しとアルコール発酵。新樽比率30%のバリックで24ヶ月の樽熟成。
「ルチアーノ・サンドローネ氏」や「マルク・デ・グラツィア氏」と共に、バローロ・ボーイズを代表するエリオ・アルターレ氏。17歳から父のワイン造りを手伝い始め、それから迎える1970年代はバローロにとって「ワインが全然売れない」という大変苦しい状況でした。そこで1977年に27歳になったエリオ氏は「バローロに足りないもの」を見つけるためフランスのブルゴーニュへと赴きました。そこで氏が手に入れた改革のためのキーは「低収量によってブドウの質をアップすること」「果皮のマセラシオンを工夫すること」「醸造過程における衛生面を改善すること」の三つだったそうです。バローロに戻ってきた氏は、早速ワイン造りに新しい風を吹き込み始めました。不要と判断したブドウの房をグリーン・ハーヴェストによって切り捨て、伝来の大樽を破棄し、バリックでの醸造に切り替えを試みるなど、エリオ氏の改革は、従来のワイン造りを良しとする父との衝突をしばしば引き起こしたという話です、改革者と崇められる陰でのそうした苦労は、まったくもって計り知れないものだったかと思われます。今ではバローロを率いる長老的存在のエリオ氏ですが、ブドウの収量を抑えて高品質なワインを造り上げる姿勢は変わらぬままのようです。
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